年長お楽しみ会

7月20日、夏休み初日に、年長お楽しみ会を行いました。

例年であれば年長を対象に園で一泊するお泊り保育を実施するのですが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、昨年に引き続き、日帰りでのイベント開催となりました。

「よるのわくわくようちえん~たくさんはっけんしよう~」と題して、盛りだくさんのおたのしみを園児と教諭が企画し、準備を進めてきました。
どのような会になったのでしょうか?

お店屋さんごっこ

いつもと違って、夕方16時前に登園してきた園児たち。
各教室をお祭りに出ているようなお店屋さんにして、お店屋さんごっこがスタートしました。

楽しげでなんとも味わい深い、お手製の看板が並びました。
やまのくみが「まとあて」、そらのくみが「さかなつり、きんぎょすくい」、ほしのくみが「わたあめ、ポテト」、ひかりのくみが「アイスクリーム、かきごおり」のお店を出しました。

やまのくみの「まとあて屋さん」は、うちわや空容器などで作られたいろいろな的をめがけ、お客さんがボールを投げて楽しむお店でした。

とんでもない高得点が設定されている的を発見!
見えにくいですが、的に書かれている最も高い得点は100,000,000,000,000,000点、10京点!
そして、的あてを楽しんだ後は折り紙の景品がもらえるコーナーもありました。

そらのくみの「さかなつり、きんぎょすくい屋さん」は、お店の中にも看板や魚の飾りつけがしてありました。
お店の中には仕切りがあって、金魚すくいと魚つりのコーナーに分かれています。

金魚すくいには色とりどりの金魚が、魚つりには魚以外にも亀やヒトデがたくさんいました。
しかしなんとも素晴らしいのは、手製のポイや釣り竿があったり、周りを囲って座れるようイスが準備されていたりと、細やかな演出までしっかりと作りこんでいたことでした。

やまのくみ、そらのくみは体験型のお店でしたが、ほしのくみ、ひかりのくみは飲食系のお店を開きました。
ほしのくみは「わたあめとポテト屋さん」でした。

お店は大繁盛でした。
それにしても、このポテトはどう見ても本物にしか見えませんね。どうやって作ったのでしょうか?

ひかりのくみは、「アイスクリームとかき氷屋さん」でした。
この日はとても暑かったので、涼を呼ぶ品物はありがたいですね。おいしそうなアイスクリームが並びました。

お店の入り口に掲示したメニューや、お手製のオーニングを設置したりと、ただ品物を売るだけではなく、お店の雰囲気をちゃんと考えて作りこむところが、さすが年長さんといったところでしょう。

お菓子タイム

夕方からの登園なので、お店屋さんごっこが終わるともう18時。
お腹がすいてきたころ、遊戯室に移動して、お菓子タイムになりました。

ミニオンズの袋の中には、おいしそうなお菓子がたくさん入っていました。

先生たちからのお楽しみ「イロイロイーローズ」が始まりました。
子どもたちはお菓子を食べながら催しを楽しみました。

自己紹介をしたり、クイズを出題したりと、楽しんでいたイロイロイーローズでしたが…。

突如腹痛でうずくまり、トイレへ駆け込むミドリーロー。
お菓子の食べ過ぎが原因のようです。

ミドリーローがいない間に現れたクロイーロー。
嫌がるイロイロイーローズたちの行動の自由を奪い、遊戯室の外へさらって行ってしまいました。
迫真の演技に、泣き出す園児もいたほど。
ひとり残されたミドリーローは、仲間たちを探すため再び遊戯室を飛び出していきました。

よるのようちえんたんけん

18:30を過ぎ、薄暗くなりはじめました。
さらわれたイロイロイーローズたちを探すため、光るうちわを持って夜の幼稚園を探検しました。

廊下、教室、園庭…
あらゆるところを探します。

うさぎのくみでアカイーロー発見!
解放され一安心。

ほしのくみにはオレンジーローがいました。
みんなの光るうちわで照らします。

キーローとアオイーローは園庭の隅に囚われていました。
みんなに見つけてもらって、とても嬉しそうです。

これでさらわれたイロイロイーローズ達を全員見つけることができました!
先に飛び出していったミドリーローと諸悪の根源であるクロイーローの行方が少々気になりますが、とりあえずめでたしめでたし。

花火

辺りはすっかり暗くなりました。
園児たちは2階バルコニーと玄関前に出て、みんなで花火を鑑賞しました。

ちょっと見えにくいかもしれませんが、色とりどりの花火に歓声を上げる園児たちの様子です。

花火の後は、すっかり暗くなった幼稚園にお迎えに来てくれた保護者の方と、元気いっぱいに降園しました。

盛りだくさんの内容でしたが、園児たちはお楽しみ会を存分に楽しんでいました。
また、お楽しみ会を迎えるにあたり、色々な準備をしてきました。
会を創り上げることで、園児の皆さんは貴重な体験をし、素晴らしい思い出が刻み込まれたことと思います。